オフ会4

そしてオフ会が終わる。

カーテン越しに明かりが漏れていた。
そこにはコタツ板に伏せている貞子。
ギョッとして目が覚めた。
それは一足先に目を覚ましていた冴子さん。
頭が痛いと言っている。


THE・二日酔い


コバソさんは寝ている。
まあ寝てるけどテレビでも見ようということでまったり。
「朝の情報番組の〇倉さんてズラかなぁ」などと
喋りながら主の目覚めを待つ。
「・・・・・・」
コバソさんうつ伏せ。
「・・・・・・」
コバソさん仰向け。
「・・・・・・」
うつ伏せと見せかけて仰向け、やっぱりうつ伏せ。
ぐるぐるとスクリューの如く回りながら寝る。


新しいな、いや違う起きろ。


強制的にコバソさんを起こす、時刻は9時を回った所。
寝癖爆発の家主は、放っておくと眠りに落ちるので、強制的に
朝飯を作ってもらうことに。
働く寝癖コバソさん。
テレビっ子Syoujin。
向かい酒をかっ食らう冴子さん。


朝食を食べ一服。
昨日の残りで器用に朝食を作ったコバソさんありがとうよ。
いってる先から彼は再び眠りに落ちた。
お疲れだったのだろう。


冴子さんも私もそろそろ帰る事に。
律儀にもコバソさん、起きて見送りに来てくださったよ。
しかし、この時私は・・・


一歩一歩が重い。
体中に込み上げてくる様々な思い。
（やべえ、泣きそうだ・・・）
とうとう別れの時。
冴子さんはバスで駅まで行き、帰るとの事で三人でバスを待つ。
待つ。
ま、待つ。


爽やかに手を振り冴子さんを見送り、どうやら・・・わ、わたしの
めんもくは、た、た、保てた・・・ようだ。
限界を感じ私は口を開く。


「見送りはここまででいいです、今すごい漏れそうだから！！」


水深限界300メートル、潜水艦Syoujin押し寄せる水圧との
命をかけた闘い。
近くのトイレに駆け込み、なんとも情けない別れとなりました。
そういえば前にもあったような・・・


デジャヴ？