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きおくのくさび
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母さん、事件です。


時刻は午後五時。
自分のアパートで就寝中の事。
大きなベルの音で起こされ、頭の中が???
家の目覚ましはアラームではなくベルのタイプなので
寝ぼけていたこともあり、なんども止めようとするも
鳴り止まない。
というか、音がでか過ぎる。
あれ・・・これは非常・・ベル?
なんか焦げ臭い。
と、誰かが激しくドアをノックする。
出るとそこにはおじさん。
あんた? と聞かれ「いいえ」と答えつつ状況を理解。
火事、なのか?
玄関の外は隣の住人の玄関を繋ぐ廊下。
そこに煙が充満していた。



非常口に向かうと二、三人の住人がなにやらうろうろ。
さきほどのおじさんはどうやら消防署に電話中らしい。
周囲の緊張感のなさ、煙の匂いからして大事でもないような
いや、これから別の意味で大事になっていく予感。


遠くからサイレンが近づいてくる。
消防車が、警察がここにやってくる!
素人考えで判断してはいけない状況だけれども、どうもどこかの
住人が調理中に焦がしてしまい、煙を出してしまった感じ。
しかし、それを大事(おおごと)にしたくなくて部屋から出てこず、
やり過ごしてしまえ感の漂うそんな状況。
しかし、来ちゃったよ本気の人たち。
消防車がこのアパート前に止まった。


と、十人ほどの消防士がなだれ込んで来た!
私は事を面倒にしないには早々に自分の部屋は大丈夫だと
アピールするしかないとまず玄関を開けて、消防士の方々に
私が火元ではありませんと説明。
納得された面々は私のいる階の他の玄関先をしらみつぶしに
何度もノック、ノックノック。
これは黙ってやり過ごす事は出来ないだろう。


外は野次馬で溢れていた。
携帯を片手に消防車やらアパートやらを撮影する輩に少し
ムカつきながらしかし、この状況にワクワクした自分。
本当の火事じゃなさそうだと思っていたからで、消防士も調理時
の匂いだと話し合っている事でさらに安堵していた。
この状況で開けない部屋についにマスターキー登場。
開けますよーの言葉とともに一つまた一つガチャリと
部屋が開けられる。
一つの部屋で消防士の動きが止まる。
そのあとの笑い声。


? (・・・何だ)
中からは若い男女がへらへらと「どうも、すいやせん(笑)」
消防士もそれに答えて「ああ、ええ(喜)」と返す。
何コレ
どうやら彼らが部屋で焼肉し、感知器を反応させてしまった
ようなのだが、消防士の彼らへの接し方はやさしかった。
私の予想ではこれだけ大事になり、それでもごまかそうとした
彼らに厳しく接するだろうと思っていたのだが。
そのあと警察も彼らに事情を聞いていたようだが、わりとすんなり
終わったようで。


そんなバースデー。
しかも午後五時に寝て過ごすようなバースデー。


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無題
お め で と う ご ざ い ま す


(満面の笑顔で)
tonton URL 2008/11/15(Sat)20:16:49 編集
Re:無題
ああ、tonさんとお会いしているから満面の笑顔が想像でき・・・
あれ、なんでだろう、笑ってるのに笑ってない顔が見えるよ。
あれは、あれはまるで・・・何かを、な・・・

あ り が と う ご ざ い ま す

(涙目で)
【2008/11/15 23:02】
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